若い頃はふっくらしていた目元も、年齢を重ねると徐々にハリを失って窪んでしまいますよね。腫れぼったかったまぶたの脂肪が取れて「くっきり二重になった!」と喜ぶ方もいますが、それは老化によるもの…。一瞬ぬか喜びしても、その先は老け顔へと一直線。老けて見えるまぶたの窪みをふっくらさせるコツとは一体?
まぶたが窪む原因とは?
まぶたが窪んでしまう原因は様々。加齢とともに脂肪が少なくなる、筋肉が衰える、目元が乾燥するなどエイジング現象がその大きな理由です。そして目を酷使するパソコン作業、スマートフォンの使い過ぎによる疲れや寝不足によるものも。当然そのどちらもが当てはまる場合もあります。特に現代人は電子機器により、日常生活の中で目に悪影響を及ぼすことがたくさん。それにより目の周りの血流が悪くなり、凝り固まってしまうのです。
あらゆる原因が重なり、目元のハリが失われてまぶたが窪んでいきます。
基本は徹底的に保湿すること
まぶたの窪みをふっくらさせるためにすべきこと。まずは徹底的に保湿をして、乾燥を防ぐことが何よりも大切です。保湿の基本は化粧水で水分を与えること。化粧水やシートマスクを使う時は、まぶたにまでしっかりとなじませるように意識しましょう。
目の周りの皮膚は他の部分と比べて薄いので、過度な刺激は負担になり逆効果です。コットンを使ったパッティングは避け、優しく丁寧なケアを心がけて下さい。化粧水の後は目元専用の美容液を使い、仕上げにはクリームで美容成分を閉じ込めます。力の入りにくい薬指で優しくなじませましょう。
トレーニングとマッサージで改善
目元の血流を良くしてハリを取り戻すためには、筋肉を動かすトレーニングとマッサージがおすすめです。DVDを観ながらフェイシャルヨガを行うのもよい方法! YouTubeで様々な顔のトレーニング動画を観ることができるので活用するのも一つの手。また、いつでもどこでも気軽にできるトレーニング『薄目ストレッチ』もおすすめです。眉毛を上げて10秒間薄目にするだけの簡単な方法ですが、上下のまぶたの筋肉を鍛えることができます。
目元のマッサージはスキンケアの時に行いましょう。クリームをなじませる時に、眼球周りを優しくプッシュ。左右にこするとシワや窪みの原因になります。目の疲れを取り、血流を良くすることがポイント。スキンケア前にホットタオルで目元を温めるのもおすすめです。
注入による目元の窪みの改善
「スキンケアやトレーニング、マッサージを続けてもまぶたの窪みが改善しない…」「年齢を重ねて窪みが酷くなった…」そういった場合には、美容クリニックでの治療も検討できます。
当院ではリデンシティという製剤を目周りに細かく注入し、窪みや影を改善する治療を行っています。 お悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。
まぶたが窪んでいると、それだけで老けた印象を与えてしまいますよね。目を酷使しないようスマートフォンやPCを使用する時はマメに休憩を取る。スキンケアでは保湿に力を入れる。そして目元のトレーニングやマッサージを取り入れて、若々しいふっくらまぶたを保ちましょう。
(飯塚 美香)